タイトル未定(仮)

「若い」と「女性」を言い訳に、偏見に塗れた主観を書きまーす。飽き性なので気が向いた時に書きまーす。ブログタイトルは思いついたら変更しまーす。

女子校生と満員電車

結論から言う。

娘がいる人は、娘を、満員電車に乗らないと通えない女子校には、絶対に入学させない方が良い。

うっかり入学させてしまった場合、性的倫理観の形成に何らかの影響が及ぼされることは覚悟した方が良い。

 

 

私は中高一貫の女子校出身なので、中学の頃からかれこれ12年くらい、朝の通勤電車に毎日揺られる生活を送っている。

女子校にも高校にも恨みつらみはあるが、今回はそれは置いておいて、満員電車の話である。

 

かくいう私も、10年余りの満員電車生活に慣れきってしまっており、最近読んだこの記事で初めてハッとしたようなものである。

 

「満員電車は仕方ない」と受け容れる人の異常さ 現状の肯定は「思考停止」にすぎない #POL https://president.jp/articles/-/30453

 

この記事の中でも特に、「見ず知らずの他人に触られてしまう」というところだ。

たしかに、家族や友達でもまあまあない距離感に、恋人くらいじゃないとありえないくらいの距離感に、全く知らん人がいるのだ。

考えてみたらめちゃくちゃ異常である。


https://twitter.com/on_bass_kanade/status/768953870592598016?s=21

数年前にこのツイートをしたとき、知らないところで、イキりやがって、気持ち悪い、と批評されていたと聞いた。

でもそれだけ切実だったし事実なので、後悔はしていない(イキったことは反省はしている)。

 

制服を着ていた頃はよく痴漢にあった。

高2か高3くらいになって、スカートを上げたり指輪をしたりこっそりiPod(たしか学校は持込み禁止だった)を聴きながら通学するようになって、結構減った。

今思うと、親や学校の言いつけ通りに髪をむすびスカートを上げずノーメイクで本を読みながら通学していたほうが痴漢に遭いやすいなんて、めちゃくちゃ理不尽すぎる。

 

あまつさえ、私立女子校あるあるの可愛いセーラー服だったため、制服を見て痴漢してくる人もいるんだろうなぁと理解していたし、

使用済み制服が界隈ではそれなりの高値で売買されることを学校からも注意されていたし、

学園祭には不審者が紛れ込まないように教師が気を張っているのも知っていたし、

高校の頃は最寄り駅前で盗撮事件があって私を初め同じ学年の子が何人も被害にあっていたらしいことも知っていた。

今思えばめちゃくちゃ性的搾取の対象のターゲットど真ん中である。

が、当時はその世界しか知らないし、あまりにも頻繁にそんな話が出るので、感覚は完全に麻痺していた。

 

さらにさらに、当時の私は日々の生活でいっぱいいっぱいすぎたため、「オッサンって女の子にもたれかかられるのは悪い気しないだろうし、比較的キレイめでしっかり立っててくれそうなオッサンを選べば、もたれかかって通学中も立ち寝できる!」と本気で思っていた。

さらにさらにもっと精神がヤバい日には、団子状の大勢の大人にぎゅうぎゅうと圧迫されることで安心感すら覚えていた。

今思うとヤバすぎてキングオブヤバみの極みの激ヤバ事案であるが、当時は本当にそう思っていた。

 

おそらくここで私の性的倫理観が形成されたものと思われる。

運良く私は大学生の頃に比較的いろんな価値観に触れて、自分で軌道修正できたので、今はそこまで激ヤバ倫理観ではないが、大学に入りたての時はちょっとタガが外れてたのは認める。

 

だって、毎日毎日、女子としか会わないのだ。

生活のなかに男性なんて、コンビニ店員か、たまに夜遅く帰ってくる父親か、これまたセクハラジジイ教師しかいないのだ。

一部、イケイケグループの子たちは、各々通っている塾の男の子と遊んだりしていたが、私は隠キャだったし、他校の学園祭に行くのも友達と遊びに行くのも禁止されていたのだ。

異性がどんな生態なのか、どころか、どうやってコミュニケーション取ったら良いかすら、よくわかってないのだ。

そんな生活の中、唯一接触(物理的)があるのが、満員電車のオッサンなのだ。

 

こんなに条件が揃って、倫理観がズレちゃわないわけがあるだろうか?いやズレるに違いない(反語)

 

 

最近、高校時代の友人と会って話した時に、

「うちの母校出身の友人は、クソビッチか、男性と話せないか、の二極化が激しい」

という話で合意した。

うちの母校がそうなのか、女子校全体がそうなのか、は不明だが、そんななか冒頭の記事を読んで、

どちらにせよこの「女子校生と満員電車」という事案が、我々の性的倫理観に多少なりとも影響を与えたんじゃないかなあ……、と思う今日この頃である。